不動産名義変更にはどれくらいの期間が必要ですか?
不動産名義変更を何回も行なった人でない限り、どのような流れでどのような作業が必要なのかは曖昧なものです。
その為自身で行う場合にかかる時間や手間を嫌って司法書士などの専門家(参考:http://www.meigi-henkou.jp/)へ手続きを依頼するという人も多くいます。
不慣れな事を行う手間やストレスを考えれば賢い選択とも言えるでしょう。
しかし依頼するにしろ、不動産名義変更という手続きのナカミについて把握しておくことはとても重要です。
どんなことが必要なのか、期間を含めお話しします。
●法務省に出向いて必要な申請書類を入手する。
不動産名義変更については、そんなに多くの経験がある人は少ないこともあって、基本的な事柄を認知している人は少ないようです。
不動産名義変更は、基本的に法務省に出向き、「不動産の名義変更手続・名義変更登記」を行なうことですすめられます。
人によってはこの不動産名義変更を「1週間もあれば可能」などと思っているようですが、そう簡単に終えられるものではありません。
●利害関係が絡めば不動産名義変更は棚上げに。
不動産には複雑な利害関係が絡むため、抵当権や名義の関係などを詳しく調査する必要があります。
それだけでも数週間を要する場合があります。
また不動産名義変更に絡んで良くあるトラブルは、遺産相続についての騒動です。
基本的には法的な相続人である遺族や親類が一同に会して「遺産相続協議書」を作成しますが、取り分に満足できない相続人がいれば、そこでも紛糾し、中には棚上げ状態になっているケースもあります。
●不動産名義変更の届出は法務省に申請し完結させます。
スムーズに行けば1カ月程度で終わる場合もあります。
たとえば複数の不動産を所有しておらず、居住用の土地と建物だけであった場合、さらに遺産相続にもめ事が起きなかった場合では、トータルで1カ月程度という事例もあります。
しかし期間は個々の事情によるので当てにはなりません。