不動産名義変更に期限のようなものはありますか?

不動産名義変更をせずに放置したり、相続問題でもめて変更ができなかったりした場合、法的な罰則はあるのでしょうか。

お話ししておきます。

●相続でもめて何年も不動産名義変更を放置。

被相続人が死亡してしまった場合、誰もが不動産名義変更の件で慌てたりするものです。

しかし基本的に不動産名義変更の期限などは設定されていません。

したがって遅れるという事態には至らないし罰則もありません。

あくまでも事例の1つですが、故人の遺産相続で法定相続人同士がもめて、結局のところは何年も不動産名義変更がなされないままという事態も珍しくありません。

今、こんなニュースも話題になっています…http://toyokeizai.net/articles/-/183805

●法的に問題はなくても遅くなれば問題がこじれることも。

このように不動産名義変更が棚上げになってしまった場合、固定資産税の支払いは誰に通知されるのかというと、そのままの名義人のもとに送られてきます。

定められた納付額を家族が納めれば問題はありません。

ただし法的には問題はなくても、たとえば故人が多額の借金をしていたり、家族が気づかないうちに第三者に不動産の譲渡をすすめていたりといったケースもあります。

●不動産名義変更は、後回しになるほど問題が浮上し難しくなります。

場合によっては相続放棄したほうが良いこともあります。

先にお話ししたように、財産である不動産の価値が借金より低く、相殺してもなお借金が残るケースでは、遺産相続放棄の手続きをしたほうが良い場合があります。

その場合には放棄手続きに期限がありますので注意しましょう。